三次元立体解析、きいぷらん

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三次元立体解析、木造の構造計算、構造設計

2015年3月25日水曜日

木造の梁の計算その2

木造の梁の計算について解説その2です。

←その1荷重計算はこちら

応力の計算方法についての記事です。

木造の梁の応力計算は一般的に梁の公式を使用して計算されます。

荷重負担巾について

梁の応力は梁の公式を用いて応力算定を行いますが公式に示されている等分布荷重は

面積辺りの荷重(単位[N/m2])に荷重負担巾が考慮された荷重(単位[N/m])で計算されます。

荷重負担巾とは梁が受け持つ荷重範囲の巾です。

L1/2+L2/2が荷重負担巾


公式を使用して曲げモーメントとせん断力を算出します。

木造で使われる梁の公式集

はね出し単純梁 等分布

はね出し単純梁 等分布


はね出し単純梁 先端集中
はね出し単純梁 先端集中

単純梁 等分布

単純梁 等分布
単純梁 中央集中
単純梁 中央集中

単純梁 偏芯荷重
単純梁 偏芯荷重



等分布と集中荷重が同時に作用する場合は応力を足し合わせます。

ではこれが複雑になった場合はどうなるのでしょう?

複雑な荷重モデル


こうなってくると公式では対応が厳しくなって来ますのでその場合は立体解析や市販の

ソフトを使って精算を行うか安全をみて(勘所になりますが。。)大きく梁を設計することになります。


3.応力度算定へ続きます。

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