三次元立体解析、きいぷらん

三次元立体解析、きいぷらん
三次元立体解析、木造の構造計算、構造設計

2016年1月28日木曜日

備忘録:HOUSE-ST1梁の断面算定、木の構造設計事務所、きいぷらん

(株)構造システムの木造許容応力度ソフト、HOUSE-ST1について備忘録


HOUSE-ST1は比較的安価で木造の許容応力度計算が行えるありがたいソフトです。

中でも木造の構造計算のソフトは梁の断面算定、自動で梁せいを決めてくれない物が

(オプションだったり)多いのですがHOUSE-ST1は自動の断面算定に対応しており

サブのソフトとして気に入って使ってます。

(当社メインは別ソフトによる立体解析です。)

自動算定について操作方法がちょっと分かり辛い為、備忘録

計算実行時にはり断面計算の算定にチェックを入れ計算実行


HOUSE-ST1

計算実行後吐き出される計算結果の内、7.3.5 横架材の曲げとたわみ・せん断の算定結果にて

必要梁せいが確認出来ます。


HOUSE-ST1


これは事前に入力した材質、はり幅、低減係数(断面欠損)、部位から必要最低はりせいを

求めた算定計算結果ですが断面欠損については手入力とのことで木造軸組み工法住宅の

許容応力度設計、(日本住宅・木材技術センター)等を参考に判断して決める必要がある様です。



※注意

下画像でマーキングした梁で13-15間が片持ちの梁なのですが12-13間の必要せいが

13-15間とくらべて極端に小さい為、連梁の検討は対応してない感じです。

複雑な応力状態になる梁は手計算や任意フレーム解析で対応した方が良さそうですね。